生産牧場

 POGでの馬選びはどこに着目するか?
情報本で取り上げる評判以外でも、
父馬、母馬、兄弟馬、予定所属厩舎、馬主、生産牧場、値段、馬名・・・
といった要素で馬選びが出来る。
その中で最近、影響力が強くなった感がある、
生産牧場(育成牧場)について考えてみよう。
 
 ひと昔前なら、社台ファームのひとり勝ち状態だった。
が、最近はノーザンファームが逆転したと言われている。
私が思うに極最近は、また社台Fが優位に見える。
社台かノーザンか・・・って結論着ける必要も無かろう。
牧場の名前と場所が違うだけと言ってもいい。
ほとんどの育成情報を共有しているからである。
もう皆さんも知っていると思うが、両牧場長は兄弟である。
パチンコで『ZENT』か『Aパン』か『777』か・・と言っている様なモノ。
(上記3つのパチンコ店は都築グループ)
ようするに社台もノーザンも『社台グループ』となのだ。
 
 社台F,ノーザンFに白老F、追分Fを加えた社台グループに対抗出来る牧場は?
というと、他にはない。
もちろん国内G1を全て社台グループの馬が勝っているかといえばそうじゃないが、
馬の個々の能力が優れている・・という理由に落ち着く。
そういう馬達が社台グループによって育成されれば、
もっと凄い馬になっただろう。
つまり、生産牧場での馬選びは『絶対』では無い。
だが、明らかにプラス要素はある。
 
 じゃ、馬選びでの牧場の位置付けは、
『社台グループ』はプラスで、『その他』はマイナスかといえば、そうじゃない。
最近、解ってきた事だが、牧場によって微妙なプラス要素がある様に思う。
昔から言われている事だが、メジロ牧場ステイヤーが多いと言われている。
これは長距離馬を代々、かけ合せて来た事による血統が影響している。
私が見る限り、メジロ牧場の施設がステイヤーを産む様には見えない。
よってメジロ牧場を『距離適正を伸ばす』と見てはいけない。
が、逆に短距離適正のある牧場を見つけた。
これはあのマイネル、コスモで有名なビッグレッドファーム(BRF)だ。
私の記憶が正しければ、BRFの馬で中長距離以上の国内G1を勝った馬はいない。
国内と付けたのは、海外G1をコスモバルクが勝っているからである。
海外のレベルは未知数なだけに省かせて貰います。
だが、中距離以下のG1馬をあげるとゴロゴロいる。
マイネルラブ、マイネルマックスコスモサンビームマイネルレコルト
G1では無いが、私が所有したコスモヴァレンチも短距離重賞を勝っている。
BRFの馬達の血統を見ると決して短距離馬ばかりという訳ではない。
だが、短距離に良績が集中しているのは確かだ。
ここは独特のスパルタ調教で有名な育成をしているだけに、
この育成法は短距離にプラスに働くと見る!
よってBRFの長距離馬は加点無し。短距離馬はプラスと考えていい!
 
 牧場に関してはこれだけしか私は解っていないが、
データを解析し甲斐がありそうなだけに、今後も注目して行きたい。
とはいえ、社台グループが強過ぎるだけに、他があまりにも注目されないので、
データも少なく、解析にはまだまだ時間がかかりそうだ・・・。